佳山隆生「風水景画」における風水原理
<風水景画とは> 風水に基いて描いた風景画のことで、風水画家佳山が名付けました。これまでの風水画は、題材にとっつきにくいものが多かった為、一般家庭に取り入れられることが少なかったことに着眼し、佳山流のソフトなタッチで、老若男女問わず親しみの持てる風景のみを透明水彩にて描きあげています。 <佳山流風水原理とは> 風水とは、中国古来から伝わる環境学の1つで、理想的な住環境をつくり出す為の長い経験から導かれた学問です。文字通り「風」と「水」の流れを意味します。「風」を避け「水」を集めることによって「気」を得、その「気」から生命力が発生しているという考え方で、この生命力が全宇宙における自然・生命体を成立させているという概念的な意味合いを持っています。 最近よく耳にする言葉に「波動」というものがあります。これは磁波のようなもののことで、「気」とも言い換えることができると思われます。風水では、これらがすべてのものから発生していると考えられています。人間は、周りにあるすべての物質からこの「波動」によってかなりの影響を受けているのです。簡単に言いますと、この良い「波動」の磁場を探し、自然環境の中でその「波動」を読むことが、住環境を改善し、健康や繁栄を導くということなのです。 ここで風水の歴史について言及しますと、大元は中国の古書「易経」になります。そしてこの「易経」の考え方の基礎となるのが「陰陽五行説」です。「陰陽五行説」とは、宇宙は「陰」と「陽」からなっており、これらは相反する作用を持ちながら融合し、さらに万物を構成する要素を木・火・土・金・水の五行として、これら「陰」「陽」「五行」が世界をつくっているという説です。「木」は燃えて「火」を生じ、「火」は灰から「土」になり、・・・この循環こそが自然を支配しているという考え方なので、まさに風水が超自然科学ではないことを伺い知ることができるのです。 1つの学問が存在すると、その研究者によって様々な学説があるように、その解釈によって違いが生じても仕方がないと思われます。ただそんなことよりも、佳山は「風水」を出来る限り難しい学問ではなく、気軽に親しんでもらえるもの、楽しんでもらえるものとして「風水景画」を普及させたいと考えています。 <佳山流風水とは> 風水を一般家庭に取り入れるとどうなるかということですが、例えば6畳の寝室の壁に絵が1枚あるのとないのとでは、何かが違うはずです。それが癒し系のものであれば、ゆっくり熟睡できる要素になっているかもしれません。情熱を感じるものであれば、朝の目覚めが良いかもしれません。飾る絵1つで生活も変わるということです。もちろん自分の好きな絵を選ぶのがいちばんですが、その上になにかしら願いや希望が加わるとこれに越した事はありません。 |
風水羅盤 |
佳山は、風水画が世のどなたにでも当てはまるように、風水羅盤上の八方位に八卦の象徴・運気・人物・身体・健康等を配分し、方角・色合いを定義しています。 |
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方角・色合いの定義 |
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